いつきのみや歴史体験館体験講座
いつきのみや歴史体験館

“いつきのみや歴史体験館”は、史跡斎宮跡が残る三重県多気郡明和町にあり、同史跡の保存活用・整備の一環として、文化庁の補助を受けて実施している地方拠点史跡総合整備事業(歴史ロマン再生事業)により建設されました。

施設は、斎宮跡の案内(ガイダンス)を主目的としたもので、施設内では、平安時代を中心に、歴史や文化を身近に体験・学習できる事業も併せて実施されています。(歴史体験は<随時体験>と<講座体験>とに別れています。)

平安時代とは、中国文化が我が国の風土と融和し、国風文化として確立した時代でした。この頃「斎宮」は最も栄え、都からもたらされた新しい文化は、斎宮でも華開きました。

日本文化の礎となった平安時代の技術や文化を、斎宮の地で体験し、もう一度、我が国の文化を見つめ直す機会としてみてはいかがでしょうか。先人たちが築き上げた文化の体験は、これから歴史を刻む私たちに、何か新しいものを教えてくれるかも知れません。
関わっている講座体験
講座名 七種粥(ななくさがゆ)づくり
開催時期 1月 旧暦1月7日/15日
内容紹介

正月の7日あるいは15日には粥を食べる習慣が今でも残っています。それらは七種()粥、望粥(もちがゆ)、小豆粥等とも呼ばれています。

『土佐日記』・『枕草子』に登場する小豆粥・もちがゆの話や、『延喜式』に「供御七種粥料」としてみえるその材料等から、実際に粥を復元、試食するとともに、七草を摘み、粥を食する歴史について学びます。


講座名 草餅(くさもち)づくり
開催時期 3月 旧暦3月3日
内容紹介

平安時代には朝廷の儀式でいろいろな餅が用いられました。『延喜式』には、赤餅・白餅・黒餅・薄餅などの名が見られます。草餅は、33日に「ははこぐさ」を用いてつくったことが平安初期の『三代実録』の中に見られます。餅は朝廷儀式のみならず民間行事にも欠かせぬものでしたが、古代における様々な餅を復元し、その史的意味や食品に対する古代人の知恵について学びます。


講座名 亥の子(いのこ)餅づくり
開催時期 10月 旧暦10月12日
内容紹介

古代中国の、十月亥日に餅を食べると万病を除くという俗信から成立した行事と言われています。北斗が亥の方角(北北西)をさす陰暦10月の亥の日に餅(亥の子餅)を作り、食べると万病を払い、子孫が繁栄すると言われました。亥の子餅を記録に残る材料・形で復元を試みるとともに、本行事の歴史や民俗・習慣について学習します。

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