地域の子どもたちへの科学技術啓蒙活動 －ロボコン体験教室の開催を通して－
活動の概要
【背景】
本活動の基盤は，2006年から県内の中学生を対象に開催している「Jr.ロボコンin三重」である。2010年度も四日市市少年自然の家で合宿型ロボット製作を行い，最終日にはララスクエア四日市において多くの参観者の前で成果発表会(ロボコン)を行った。
その際，参観者並びに参加者，関係者からこの活動を広く地域に還元できないかとの強い要望が寄せられた。この要請に応える形でこの活動を企画するに至った。
【ニーズと目的】
2003年 12月に「創造アイディアロボットコンテスト東海北陸地区中学生大会in三重」を三重大学体育館で開催して以来，三重県では低調であった中学校段階でのロボット作りが徐々に盛んになってきている。しかし，これは中学校の授業での取り組みが主体であり，その裾野は広いとは言えない。このことから，中学校段階より以前において子どもたちにロボットと触れる場を設けることで，その裾野は大きく広げることができると考える。このことによりさらには小学校段階からの科学技術に係わる人材養成に貢献したいとも考えている。