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02_伊賀市の小学生の食生活の現状把握と改善プログラムの開発

【活動の概要】

1.本活動の背景,必要性,目的

大学、行政や民間を挙げての食育活動が普及、推進されているなか、伊賀市の小学生の食生活の詳細な実態は把握されていない。食生活における伊賀市の地域の特性の有無を把握することは、効果的な食育を行う上で、ひじょうに重要である。そこで、「伊賀市の小学生の食生活」についてアンケート調査を行い、食生活の偏りなど、改善点についての詳細を分析する。また、この結果を活かし、伊賀市小学生への健全な食生活の提案まで行えるプログラムを開発したい。伊賀研究拠点が伊賀市教育委員会と共に、この事業に取り組むことは、地域連携の立場からも意義のあることと考えられる。

2.活動地域と内容

昨年度、伊賀市における町中と近隣在所の小学校3校の5年生314人を対象に、3日間の朝食、(昼食)、夕食について、6月と10月の二回、アンケ-ト調査を行い、分析の結果、いくつかの課題が明確になった。今年度は、アンケート結果をさらに分析する。また、これらの課題を解決するために、伊賀市内の小学生およびその保護者を対象とした具体的な食育プログラムを企画し、食品ス-パ-など食品関連業者の協力を得て実施し、評価する。

3.期待される活動成果等

本事業の支援を受けることにより、今後、継続的に伊賀市における子ども達の食生活の改善が進むような食育プログラムを企画・運営する体制を整えることが可能となる。共同研究者と連携し、企業と連携した食育活動を企画・運営する。

申請者が行ってきたアンケ-ト調査の分析結果をもとに、課題の改善に効果的な食育コンテンツを開発し、共同研究先である伊賀市教育委員会との社会貢献活動の一つで健全な食育活動を展開することで学校現場や販売者への提言、協力を呼びかけ、地域における食育活動を拡大、推進することが可能になると考える。

→2020年度活動状況報告書