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「くまのウエストメジャーリーグ」実施による地域住民の健康づくり活動

 「くまのウエストメジャーリーグ」とは熊野市役所健康・長寿課が平成19年から取り組んでいる国内でもユニークな健康づくり活動であります。高齢化の進む熊野市において循環器疾患の原因となる肥満やメタボリックシンドローム予防を目的とした活動で、北米西(ウエスト)地区において野球のメジャーリーグと、腹囲(ウエスト)を巻き尺(メジャー)で計るといった意味を掛け合わせてキャッチコピーが作られています。具体的には市民が楽しく仲間と共に減量に取り組んで行くため3人で一組でエントリーし、6ヵ月間で目標体重まで理想的に減量が行えた場合、表彰などを行います。昨年の取り組みでは3ヵ月間で平均3.88kgの体重減少、ウエスト径4.83cmの減少が得られていますが、介入が少なかった分激しい減量に取り組む傾向があったため今年度は大学側の専門家が支援しながらより理想的な健康づくり活動を行うことを目指します。役割分担としては共同実施者(熊野市役所健康・長寿課 保健師 下田友香氏)により企画、調整がなされ事業が進んでいきます。大学側としてはこれまでの研究成果を活かし、無理な減量とならないようプログラム作成における支援や、開会式や中間測定式において参加者に運動指導などを行っていきます。

平成21年度活動報告書