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町屋海岸を軸とした三重大学の社会的責任(USR)~町屋海岸モデル確立及び運用~

 目的:本事業計画では「素足で歩ける町屋海岸」スローガンに、三重大学生・教職員、地域住民、企業、行政機関による取り組みに地域の教育機関が加わる新しい連携の枠組みを構築し(認識共同体)、町屋海岸の清掃活動に加え不法投棄の問題に協働して取り組み、地域の教育機関が安全に地域環境を学べる環境教育実践の場として海岸を利用できるように含めた海岸環境のあり方を検討、「町屋海岸モデルの確立及び運用」を目指し、地域住民に愛される美しい海岸を創造し「素足で歩ける町屋海岸」を後世に引き継いでいくことを目的とします。
 平成20年度の成果等:平成20年度は「素足で歩ける町屋海岸」をスローガンに認識共同体を構築し、共同実施者を中心に5回の海岸清掃活動に加え不法投棄の問題に協働して取り組み、次世代を担う児童との環境学習を行いました。具体的には北立誠小学校6年生が自治会と共同で行う町屋海岸での記念植樹に参加、海岸及び教室において"町屋海岸からごみをなくすにはどうしたらいいのか”というテーマで、環境学習を3回行いました。環境学習の際に児童が描いた、不法投棄防止を呼びかけるポスターのデザインを使用した看板を、町屋海岸に設置しました。また、児童全員のポスターを三重大学内で展示し、三重大学生・教職員や北立誠小学校の児童・保護者に見てもらいました。
 平成21年度の実施計画:町屋百人衆他共同実施者とともに、定期的な町屋海岸の清掃を実施することで海岸の景観の保全と美化に努めます。また、堤防を含めた町屋海岸の不法投棄対策については、不法投棄削減啓発看板の設置などを行います。北立誠小学校6年生の児童と町屋海岸の不法投棄問題ついての環境学習を実施します。そして、児童が不法投棄削減をテーマに環境学習を通じて作成したポスターを町屋海岸の不法投棄削減啓発看板のデザインに使用し、北立誠小学校が自治会と共同で行う卒業記念植樹の際に設置を行います。また、三重大学内に児童が描いたポスターを展示し、機会があれば児童が描いたポスターを津市内の施設で展示することで、町屋海岸の不法投棄の問題を広く市民に啓発します。北立誠小学校の児童に対する環境学習は、共同実施者にも参加を呼びかけます。

平成21年度活動報告書

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