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光技術による地域産業の活性化

【活動の概要】
<背景>
三重県ハイテクフォーラム  光応用技術研究会は、前身の遠赤外線活用研究会から平成20年に名称を変えて発足した研究会である。この研究会では、三重県内の企業を中心とした産業界のメンバーが、三重大学や三重県工業研究所の研究者からアドバイスを受けながら、光応用製品の開発を目指し、その進捗状況を研究会で報告し、情報交換を行っている。
光製品は、日常生活や各種産業のあらゆる分野で利用されている。特に、最近の白色LEDの高効率化に伴い、LED照明機器が盛んに開発され、普及が進んでいる。しかし、LED照明器具をはじめ、光製品を活用することや新製品を開拓するためには、光の基本的な特徴を十分に理解することが必要不可欠であり、そのためには光を専門とする研究者による助言と指導の役割は非常に大きい。さらに産学連携で新製品開発に取り組み、国内外で競合する製品との差別化が可能な製品が開発できれば、地域産業の活性化に貢献できるものと考えられる。
<本活動の必要性と目的>
上記背景を踏まえ、光技術で地域産業の活性化を目指すには、大学と民間企業が共同で光技術の基礎と応用に関する情報提供と議論の場を提供し、産学連携を通して光を用いた新製品の開発への道筋を作ることが必要であると考えている。
本活動では、三重県ハイテクフォーラム 光応用技術研究会と連携し、三重大学が有する光工学や照明工学に関する研究シーズを民間企業に提供し、産学連携を通して新製品の開発を行い、光技術で地域の活性化を目指すことを目的とする。
<活動内容>
三重県ハイテクフォーラム 光応用技術研究会と連携し、定期的(年に数回程度)の会合を持ち、LED照明など光技術を用いた研究開発について情報提供とディスカッションを行う。また、外部から光技術に関する専門の講師を招いて講演をして頂くことも計画している。更に必要に応じて、参加企業からの技術相談や依頼実験などにも協力し、共同研究の可能性についても検討を行う。

→ 平成25年度活動状況報告書