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教育ファーム推進事業

活動の概要
近年の食や農への関心の高まりから、農業体験や食育を受けたいというニーズは強い。しかしながら、その受け皿となりうる組織や場は必ずしも十分ではない。本農場では、大学の社会との連携、地域貢献の観点から、これまで公開講座の実施、SSH,農産物の直販、小学生・幼稚園児の遠足受け入れなどに取り組んできた。この流れにそって,20年度から教育ファーム推進事業を展開し、実績を積んできた(平成20-22 年度:のベ参加校数6校、のべ参加者数748 名、のベ実施回数49 回)。教育ファーム事業への関心、期待の高さは、新聞への掲載回数(のべ掲載回数21回、20-22年度)や参加校関係者(保護者含む)からの評判、継続希望からもうかがえる。
また、22年度からは中日文化センターと連携して社会人を対象にした大学ファーム「楽農講座」を定期的(月2回、半期12回からなるコースを木曜コース、土曜コースとして提供)に開講し、農作業・農産物加工を体験してもらっている。
教育ファーム、大学ファームという教育媒体を創造したことにより、食や農への関心を高める取り組みを、小中学生から大学生、一般社会人にまで広げることができた。今後はこの繋がりを維持・継続するなかで仕組みと内容を評価することによって深化させていく必要がある。
教育ファーム4年目にあたる23年度は継続参加校を対象に所期の目的の達成度評価を実施する。評価手法の開発、検証、ならびに評価結果に基づいた次年度以降カリキュラムの改善を図っていく。

      → 平成23年度活動状況報告書