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31_伊賀市の小学生の食生活の現状把握と改善プログラムの開発

【活動の概要】

1.本活動の背景,必要性,目的

大学、行政や民間を挙げての食育活動が普及、推進されているなか、伊賀市の小学生の食生活の詳細な実態は把握されていない。食生活における伊賀市の地域の特性の有無を把握することは、効果的な食育を行う上で、ひじょうに重要である。そこで、「伊賀市の小学生の食生活」についてアンケート調査を行い、食生活の偏りなど、改善点についての詳細を分析する。また、この結果を活かし、伊賀市小学生への健全な食生活の提案まで行えるプログラムを開したい。伊賀研究拠点が伊賀市教育委員会と共に、この事業に取り組むことは、地域連携の立場からも意義のあることと考えられる。

2.活動地域と内容

手法としては、伊賀市における町中と近隣在所の小学校2~3校の5年生約300人を対象に、約一週間の朝食、(昼食)、夕食について、非空調期間で年間平均的気温にて推移する6月と10月の二回、アンケ-ト調査用紙に食事内容を記入してもらい、健全な食事群と非健全食事群の差異について分析を行う。また、非健全食事群に対する改善プログラムを作成し、提案する。

3.期待される活動成果等

本事業の支援を受けることにより、今後、継続的に伊賀市における子ども達の食生活の改善が進むような食育プログラムを企画・運営する体制を整えることが可能となる。本研究では、教育的視点から食事内容と食生活の重要性に着目し、子どもの興味・関心の高い調理メニューの提案なども検討したい。

申請者が行うアンケ-ト調査、分析をもとに非健全食事群への新たな視点の食育 コンテンツを開発し、共同研究先である伊賀市教育委員会との社会貢献活動の一つで健全な食育活動を展開することで学校現場や販売者への提言、協力を呼びかけ、地域における食育活動を拡大、推進することが可能になると考える。

→2019年度活動状況報告書