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31_津市美杉地区における、伝統文化の継承

【活動の概要】

1.本活動の背景,必要性,目的

三重県内の中山間地域では急激な過疎化が進んでおり、伝統文化の継承者が消失することで、重要な文化遺産が消えつつある。津市美杉町でも、400年以上の歴史を持つ祭り行事や伝説のお菓子と言われる名物が姿を消しつつある。そこで、このような貴重な無形文化遺産が消失する前に文化的背景や各種データの収集を行うと同時に、文化の存続について解決策を考える。美杉町にはこのほかにも伊勢本街道や神楽、北畠神社など重要な歴史的文化が多くみられるので、今回の支援をきっかけとして、他の地域の自治会、協議会、また他の高等教育機関などとも連携を強め、津市だけでなく、三重県全体の活動に発展させたいと思っている。

2.活動地域と内容

津市美杉町の歴史的文化の継承。1000年以上の歴史をもつ「ごんぼ祭」と伝説のお菓子と呼ばれている「栢太郎生」の調査と次世代への継承支援。

3.期待される活動成果等

三重県の中山間地における貴重な歴史的文化が消失する前に保存もしくは継承する。

また、この事業をきっかけとして、他の高等教育機関や、自治体、その他協議会などとの連携を新たに作って行き、高齢化や担い手不足が深刻化する三重県内の中山間地域の重要な歴史的文化の保存や継承に貢献し、他地域に転出した方たちや興味を持っている方に伝えていく。最終的には、三重県内に存在する衰退が著しい重要文化の後継者の獲得を目指したい。

→2019年度活動状況報告書