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31_保育士の食育スキル向上に向けた研修事業

【活動の概要】

1.本活動の背景,必要性,目的

第3次食育推進基本計画では5つの重点課題を掲げ、「子供から高齢者まで、生涯を通じた取組」を推進している。保育所においても食を通じて健康な心と体、人と関わる力、食文化や郷土料理への関心や感謝の気持ちの涵養を目指した食育活動が展開されている。しかしながら、保育士を対象とした食育研修の現状は明らかではなく、本研究室が桑名市で行った調査の結果においても、最近5年間に食育研修の受講経験のある保育士はおよそ4人にひとりと少なかった。今回の申請で対象とする活動は、保育士に対し食育や乳幼児の栄養に関する基本的事項および最近の知見等を伝え、食育実践のための具体的な方法や媒体に関する情報を提供して、保育所での食育活動の充実を図ろうとするものである。

2.活動地域と内容

桑名市において、市内の保育所に勤務する保育士を対象に、食育講座を開催する。

3.期待される活動成果等

市との協働により研修の機会や時間を確保することで,食育の必要性や最近の知見が個人の知識量の増加にとどまらず、多くの保育士の共通認識となり、ひいては年間食育計画の見直しや、充実した食育実践に繋がることが期待できる。

→2019年度活動状況報告書