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「三重県における障害児者のためのスヌーズレンの理解啓発と実践の推進」

事業の概要
○今日、障害児者の余暇活動や教育、セラピーとして、「スヌーズレン」の活動が世界的に注目されている。今後、三重県の特別支援学校やリハビリ機関、福祉施設等においてもスヌーズレンの有用性を広く理解してもらうことが必要である。本事業者である姉崎弘(教育学部教授)は、長年の研究を通じて、スヌーズレンの教育的効果やセラピーとしての側面を明らかにしてきた。また共同実施者である濱田匠氏は作業療法士としての立場からスヌーズレンのセラピーとしての側面を研究しており、さらに共同実施者の後藤尚子氏は特別支援学校での重度・重複障害児の教育にスヌーズレンを活用して実践の成果をあげてきている。そして本事業者は、これらの共同実施者に理論的な指導助言を行ってきている。このように三重県内でも、リハビリ機関や特別支援学校等において、スヌーズレンが少しずつ認識され実践されてきている。
○そこで本事業では、三重県において、障害児者のための余暇活動や教育、セラピーとしてのスヌーズレンの正しい理解啓発を図ると共にその実践の推進を目的として、三重県総合文化センターにおいてスヌーズレンの講演会を実施する。
○スヌーズレンの講演会活動を通じて、障害児者の教育やリハビリ、介護等を担当する職員や家族が、スヌーズレンの有用性を理解することで、学校やリハビリ機関、福祉施設等のさまざまな場において今後スヌーズレンを実践していくことが期待される。

  → 平成23年度活動状況報告書