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28_ものづくり工房を活用した地域中小企業向け支援、人材育成

【活動の概要】

1.本活動の背景、必要性、目的
 近年、3D工作ツール、特に3Dプリンターはものづくり技術に変革をもたらすと期待されており、その普及・活用が著しい。しかし、中小企業にとっては、十分なビジネス貢献への確証なしに高価な3Dプリンターを導入することは困難である。 三重大学工学部は、三重大学機能強化推進P【事業B】採択テーマ:実践的ものづくり人材を育成する「ものづくり工房P」 の一環として3D工作ツール(3Dプリンター、3D切削機他)を導入・設置した。 本申請は、現有3D工作ツールを公益財団法人三重県産業支援センター・(株)三重TLOと協働し中小企業に紹介・有料解放 し、偵察使用による有用性の確認の場を与え、設備の本格導入のきっかけを準備する。 更に、3D工作ツール(3Dプリンター及び3D切削機)は三重TLO経由での有料開放機器として登録し、地域の中小企業の R&D支援・人材育成にも活用することで、三重大学の地域貢献の一助とする。

2.活動内容
・公益財団法人三重県産業支援センターとの協働による3D工作ツールの中小企業向け普及活動・技術支援。
・三重TLO主催「三重大学大学院工学研究科 研究紹介と見学会」でのものづくり工房の紹介・3D工作ツール のデモンストレーションを行う。
・3D工作ツール(3Dプリンター、3D切削機)の開放機器化によるR&D支援、人材育成。
(・中小学生向け夏休みものづくり体験セミナーでの3D工作ツールの展示・デモンストレーション) 

3.期待される活動成果等
・中小企業との共同研究の推進、人材育成による中小企業との結びつきの強化
・3D工作ツールの有料開放機器化による維持コストの確保
(・学内医工連携他での活用⇒三重大学のR&D体制の強化)
⇒ものづくり工房の独立採算体制の維持・拡充

→平成28年度活動状況報告書