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27_東紀州におけるICTを援用した科学的柑橘栽培支援

【活動の概要】

1.本活動の背景、必要性、目的
 平成20年度技術革新波及対策事業高品質かんきつ安定生産技術導入事業、平成21~22年度研究成果実用化促進事業(農林水産省補助事業)事業(農林水産省補助事業)で、熊野市金山パイロット事業(農林水産省補助事業)「高品質ミカン生産のためのフィールドサーバ利用技術の確立」を三重県紀州地域農業改良普及センター、三重県農業研究所紀南果樹研究室、JA三重南紀と共同で熊野市金山パイロットを実証区として実施すると共に、これをきっかけに現在も東紀州地域の高品質ミカン生産を目的として普及活動を行っている。
 ICTを用いた科学的栽培の普及のためには、現場での実習を伴う普及活動、装置の故障などのメンテナンス活動のための現地活動、新しい低価格土壌水分センサ開発など、現場に出向いての現地活動が不可欠である。
 本年度は、平成21年度に設置したセンサネットワークの更新時期にあたるため、点検とメンテナンスを行いつつ、柑橘栽培に期待が高まっている低価格土壌水分センサと色彩補正カメラの東紀州地域での開発と実証を行う予定である。

2.活動内容
三重大学メンバーが現地に赴き、熊野市の金山パイロットに設置済みの気象ステーション、土壌水分センサーを含むセンサーネットワークの点検とメンテナンスを行いつつ、柑橘栽培に期待が高まっている低価格土壌水分センサと色彩補正カメラの東紀州地域での開発と実証試験を支援する。併せて、現地で農業ICTの普及活動を行う。

→平成27年度活動状況報告書