DRIVING THE FUTURE 大学と地域の未来を牽引する

副理事(評価/法務/労務担当)・副学長

尾西 康充ONISHI Yasumitsu

どのような大学に
したいですか?

たとえるなら、オーケストラ。それぞれの楽器は異なる音、異なる旋律を弾きつつ、全体として豊かなハーモニーを奏でているような組織が理想。学部・研究科そして教員・職員個人がみずからの主体性を重んじて能力を最大限に発揮すれば、組織としての三重大学の教育と研究、地域連携、国際交流が活性化する。指揮者の役割は、全体の方向性を見誤らないこと。規模の大きい大学とは異なる、三重大学ならではの、相互に顔の見え、声を聞き合う教育研究機関でありたい。

思い描く大学に
するための
ビジョンについて
教えてください

教員・職員の能力を発揮し、主体性を高める施策。(1)企画書ではなく成果物の重視へ。手間や時間をかけて書類を作ることが多いが、成果を正しく評価することの方に注力する。(2)国内外で評価される教育・研究活動を。教員の海外派遣はもとより国内留学を積極的に進め、最新の教育・研究手法に触れる機会を設ける。国内外の高度な研究成果を三重県内に提供するのが本学の役割。(3)ワークライフバランス。産休育休介護などによる休職や時短勤務、時差出勤をフレキシブルにすることで仕事の能率を高める。

Profile
広島大学大学院教育学研究科博士課程後期を終了後、同大学助手、三重大学人文学部専任講師、同准教授、同教授を務める。理事・副学長を務めた後、現職には2023年から。
専門は日本近代文学。著書は『「或る女」とアメリカ体験』(岩波書店、2012年)、『新しい野間宏』(藤原書店、2023年)他。学会活動は日本近代文学会、日本社会文学会など。留学生や社会人学生が参加する、多様で開かれた教育が理想。北京外国語大学北京日本学センターや北京師範大学、華東師範大学、サンパウロ大学など、海外の大学や研究機関での講義も多数担当してきた。

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