DRIVING THE FUTURE 大学と地域の未来を牽引する

副学長(ダイバーシティ・インクルージョン/評価/法務担当)

森脇 由美子MORIWAKI Yumiko

どのような大学に
したいですか?

「あなたの考え方も、性格も。あなたの人種も、性自認も、障害も。あなたの仕事も、家庭も、学びも、趣味も。あなたらしさを形づくるすべての要素を、あなたが大切にしているすべてのものを、何ひとつ取り残さずにいられるように」 これはダイバーシティ・インクルージョンの基本的な考え方です。多くの留学生を迎えている三重大学は、多様な人々が学んでおり、教育・研究や管理に携わる教職員も近年多様性が増しています。多様な人々の個性を大切にしながら互いに協力し、個々の力が十分に発揮できる大学にしたいと思います。それぞれの個性を持った人々の力を結集して「地域共創大学」として社会に貢献することを目指します。

思い描く大学に
するための
ビジョンについて
教えてください

学生・教員・職員のそれぞれがアンコンシャスバイアスに気づくため、授業やセミナーなどを使ってダイバーシティ・インクルージョン推進の啓発を行っていきたいと思います。ジェンダーギャップの解消は日本社会の大きな課題で、特に理系分野では女性の活躍が未だ不十分です。本学も理系学部の女子学生が少ない傾向にありましたが、理系を志す女子学生は増加しており、その能力を存分に開花できる環境を整えることは、理系学部の多い本学では必須です。三重大学で男女ともに活躍できる環境を築いていきたいと思います。

Profile
立命館大学文学部を卒業後、立命館大学大学院博士前期課程に進学、1990年に同課程修了。同年、博士後期課程に進学、1993年に単位取得退学。1999年三重大学人文学部講師、2001年助教授(准教授)、2010年教授。2023年特命副学長(ダイバーシティ・インクルージョン担当)、2024年より現職。
専門はアメリカ史で19世紀の社会史、主にニューヨーク市やニューヨーク州中部・西部の市場革命や階級・社会関係と文化について研究を行う。「アメリカにおける職人の伝統と共和主義の伝統」(『西洋史学』185号、1997年)、『大学で学ぶアメリカ史』(ミネルヴァ書房、2014年、分担執筆)「19世紀アメリカのブラックフェイス・ミンストレル:ナショナル・ヒストリーから大西洋史へ」(『三重大学人文論叢』38、2020年)。アメリカ研究の学生の指導に力を入れている。

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