DRIVING THE FUTURE 大学と地域の未来を牽引する

副理事(研究企画戦略/地域連携担当)・副学長

柿沼 誠KAKINUMA Makoto

どのような大学に
したいですか?

三重県は、都市圏に近く先端産業の集積が進む北中部地域と、自然に恵まれた南部地域とで、産業や自然資源の構造が大きく異なるため、それぞれの地域が抱える課題は多様で、それぞれに応じた取り組みが求められています。三重大学は、地域とともに未来をつくる大学として、三重県の地域ごとの特性や課題を受け止め、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていく必要があります。地域の声に耳を傾け、三重大学と地域が一体となって挑戦し続ける体制を築きつつ、世界に誇れる大学となることを目指します。

思い描く大学に
するための
ビジョンについて
教えてください

研究企画では、地域と世界をつなぎ未来を創る研究の実現に向け、地域特性を活かした独自研究、地域課題の解決に資する応用研究、世界とつながる先進研究を支え、研究力の強化を目指します。グリーン・ブルーカーボンを核に地域資源を活かした多様な研究を推進し、三重から世界への知の発信力を高めていきます。地域連携では、三重大学と地域が一体となって社会課題の解決に取り組む体制を支え、地域活性化に貢献していきます。教育・研究成果の還元、産学官連携の強化、イノベーション創出と人材育成を通じて、持続可能な地域社会の実現を目指します。

Profile
1993年に静岡大学農学部を卒業後、静岡大学大学院(修士課程),東京大学大学院(博士後期課程)に進学。1998年に博士(農学)を取得し、三重大学生物資源学部助手に着任。2001年生物資源学部講師、2003年生物資源学部助教授、2007年生物資源学研究科准教授、2017年生物資源学研究科教授。2024年生物資源学研究科副研究科長(研究担当)、2025年4月から三重大学副理事・副学長。
専門は水圏生物化学と水産食品化学で、海産大型藻類や軟体動物における生物学的特性の発現機構の解明と、水圏生物資源の持続的利用、安定的生産、維持・保全に関わる技術探索に取り組んでいる。日本水産学会、マリンバイオテクノロジー学会、日本藻類学会、日本応用藻類学会に所属。

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