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三重県農村災害ボランティア(農村災害お助け隊員(仮称))

活動の背景及びニーズ:近年全国各地で、台風、集中豪雨、地震等によりあらゆる施設等が被災しています。三重県においても例外でなく、東海、東南海、南海地震の発生も懸念されています。また、大災害発生時には、ライフラインの復旧が最優先され、被災した農地、農業用施設の復旧が2次的に位置づけられる傾向にあります。しかし、農業生産者にとってはいち早く復旧を行い、安定した農業生産、農業経営を取り戻す必要があるため、災害復旧作業の速やかなる実施をボランティアの善意により支援する「三重県農村災害ボランティア団体」を設置する必要性が高まってきました。この団体は、三重大学大学院生物資源学研究科(共生環境学専攻地域保全工学講座など)、三重県農水商工部農業基盤室、三重県土地改良事業団体連合会および登録したボランティア(隊員)で構成することとして、設置要領および活動計画については、三者の間で協議が済んでいます。この団体は、三重県の農村において災害発生時にボランティア派遣申請があった場合に、ボランティア(隊員)を派遣し、災害査定事前準備作業を支援します。また、ボランティア(隊員)の資質を高めるために研修等を実施します。とくに、三重大学生物資源学研究科は、学生のボランティア参加だけでなく、技術的アドバイスを行います。加えて、平成20年度に「三重大学地域貢献活動」に採択され、その結果が極めて良好であったため、継続申請を願い出ています。
目的:三重県民の財産である農地や農業用施設に災害が生じた場合、地方公共団体等の行う災害査定事前準備作業に関して、地方公共団体の依頼により無償で協力し、活動を行う事により速やかな復旧作業を促進し、もって県民の福祉を回復することを目的とします。

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関連URL :三重県土地改良事業団体連合会 水土里ネットみえ
社団法人 農業農村工学会 農地保全研究部会

平成21年度活動報告書