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30_地元テレビ局や気象予報士との協働による三重の『気象力』向上プロェジクト(継続3年目)

【活動の概要】

1.本活動の背景,必要性,目的

地域の市民に愛され,尊敬され,そして地域の市民が誇れる地元の大学,さらに地域の市民の子供達を入学させたくるような,そういう大学となること。それが地域圏大学としての重要な地域貢献の使命であると思います。例えば,世界的な研究成果を上げることもその一つです。それはノーベル賞を取った人の出身地や出身学校(小・中・高・大)の市町村が盛り上がることからも自明です。研究力の強い大学でなければ,地域からは無視される大学となるでしょう。ノーベル賞は別格ですが,私たち三重大学教員も世界的な研究成果を上げている多くの研究者がいるはずです。三重大学では世界に誇れる素晴らしい研究が山ほどなされているはずなのですが,残念ながら地域の人はそれを知りません。従って,地域の人達にそれを知ってもらう活動を積極的に行うことが地域貢献のためには極めて重要だと考えます。

生物資源学研究科・共生環境学専攻には日本気象学会に所属した教員が総勢7名おります。気象に関係する教員が単一の専攻内に多数結集する地方大学は希であり,この分野では日本を代表する拠点大学です。従って,この分野を推進する取り組みを中核とすることが,三重大学の強みや特色を活かすことにつながります。

三重大学にそのような強み(略称「気象力」)があることは,地元の人たちにはあまり知られておりません。2年間ほどこの事業に採択させていただき,地元テレビ局の定期的な番組出演を通じて,我々の「気象力」についての研究活動を地元に知ってもらう活動を行ってきましたが,まだまだ足りないのだと痛感します。

ノーベル賞を取ればマスコミが勝手に地元を盛り上げてくれますが,我々自身が地道に地元テレビ局などを通じて積極的に地元へ発信していかなければなりません。それが活動の目的です。

昨年度の成果

上記のような背景を契機として,「地元テレビ局や気象予報士との協働による三重の『気象力』向上プロェジクト」を三重テレビと共同で2年間行ってまいりました。2007年度は,気象関連の三重大学の教員が毎回出演する気象情報に関連する新番組「みえの風紀行」を毎月1回,合計12回放送されました。三重大学での気象・気候。自然災害関係の研究成果や気象・気候の基礎知識について,多くの県民へ定常的に発信する場となりました。
番組作りに関連する打ち合わせのかなで,三重県庁の防災関係の部署の方も交えた意見交換会を行い,三重県庁の防災関係の部署や三重大学が担う気象や地震など基礎知識や防災に関連する諸活動と,三重テレビの情報発信機能を融合した形への発展を目指し,番組の他にも三者で様々な連携した活動をすすめて行く方向を模索することに至り,将来的には3者の協定(または覚え書き)交わす方向に向かいつつあります。また,これまで月1回の放送であった「みえの風紀行」が2018年4月からは,月2回の放送に拡充されることになりました。また,三重テレビと県庁を仲介として,テレビキャスターをコーデネーターとした,気象台職員・三重大学教員とでの一般向けの気象災害についての講演会の開催を行いました。

2.活動する地域と内容

○月2回に拡充された三重テレビの番組「みえの風紀行」において,各教員の出演を通じた,地元への発信活動を通じた地域貢献活動の強化

○番組担当の気象予報士と三重大学の気象研究者(教員だけでなく大学院生も含む)によるトークを交えたコーナーの発展のための、大学関係者と地元マスメディア関係者・地元自治体・地元気象台等との定期的な打ち合わせ

○三重県庁・三重テレビで一般向けの気象関連のトークショーの共同開催の企画。講演会はイオンモールなどの大型ショッピングセンターでの開催を模索。

3.期待される活動成果等

マスメディアを通じた地元発信による地域の発展・活性化の促進や,地元密着型のきめ細かい気象予報の制作を通じた放送による、全国ネット放送との差別化による地元メディアの視聴率増加(視聴率増加は、結果として県民の気象知識の増加に直結)

→平成30年度活動状況報告書