2020年02月25日
2月15日(土)、教育学部大会議室において、三重大学と三重県教育委員会が連携して実施している「三重CST養成プロブラム」のシンポジウムが行なわれました。今回が第7回目のシンポジウムとなり、CST(コア・サイエンス・ティーチャー)をはじめとする小中学校教員、教育委員会、協力企業、他大学(鹿児島、高知、福井)のCST事業担当者など61名が参加しました。
今回のシンポジウムの特別講演は、認知科学がご専門で学習者中心型授業の開発に取り組まれている東京大学高大接続研究開発センター教授の白水始先生にお願いしました。2名のCSTによる「協調的な問題解決をする理科授業の取り組み」の報告に続いて、白水先生からは「今後の理科教育に向けて:問題解決から発見へ」という演題で2名のCSTの報告と関連つけてお話しいただきました。参加者は、先生が推進されている知識構成型ジグソー法を実際に体験できたことから、とても有益であったと感想を寄せていました。
シンポジウム終了後の交流タイムでは、参加者が白水先生と自由に質問できる有意義な機会となり、アンケートでは、シンポジウムの内容について高い評価をいただくとともに、三重県におけるCSTの活躍に大きな期待が寄せられました。