2019年03月05日
2月16日(土)、教育学部大会議室において、三重大学と三重県教育委員会が連携して実施している「三重CST養成プロブラム」のシンポジウムが行なわれました。このプログラムは、平成24~27年度まで(独)科学技術振興機構(JST)の支援を受けて実施した理数系教員(CST:コア・サイエンス・ティーチャー)養成拠点構築プログラムを継続しているものです。
今回が第6回目のシンポジウムとなり、CSTをはじめとする小中学校教員、教育委員会、協力企業などから55名が参加しました。
今回のシンポジウムのテーマは、多くの教員が悩む「学力評価」としました。山本俊彦理事・副学長の開会挨拶に引き続き、第1部では「理科授業におけるこどもの力を伸ばすための評価の工夫の実践」について、2名のCSTから報告がありました。
そして、第2部では、京都大学大学院教育学研究科教授の西岡加名恵先生より、「理科教育における学力評価をデザインする ―パフォーマンス評価を中心に―という」についてご講演いただきました。第1部での2名のCSTの実践についてご講評をしていただくとともに、「本質的な問い」の特徴について参加者が考える時間もとりながら、パフォーマンス課題づくりやルーブリックづくりについて具体的な説明をしていただきました。
第3部では県内5地域でのCSTの活動報告がありました。シンポジウム終了後の交流タイムでは、参加者が西岡先生と自由に質問できる有意義な機会となり、アンケートでは、シンポジウムの内容について高い評価をいただくとともに、三重県におけるCSTの活躍に大きな期待が寄せられていました。