2019年01月10日
12月11日(火)、「国際交流DAYS」の一環として、留学生と日本人学生がプロの料理人から和食を学ぶイベントを、癒しと食の総合リゾート「アクアイグニス」(菰野町)のご協力のもと看護学科の食生活演習室で開催しました。
講師は、「アクアイグニス」の日本料理「笠庵」より二川原貴也料理長、元寿司職人の経歴もお持ちです。また、サプライズ・ゲストとして、スペインからフランさん(Francisco Javier Calderon Moreno)とアナさん(Ana Clara Perez Castro)をお迎えしました。お二人は「美食の街」として世界的に注目を浴びているサン・セバスチャン市のミシュラン三ツ星レストラン、「ベラサテギ」の料理人で、現在は「アクアイグニス」で日本料理とお菓子を学ばれています。
本イベントの参加者は計25名で、11カ国からの留学生20名(中国、タイ、ベトナム、ミャンマー、イギリス、ドイツ、ベルギー、スウェーデン、ルーマニア、メキシコ、ブラジル)とお手伝いも兼ねて参加してくれた人文学部の国際交流サークル「おいでやす」の5名。
はじめに、堀浩樹副学長(国際交流センター長)より、家庭の味(和食)がいかに日本人にとって重要なものかお話があり、料理講座は17時半ごろ開始されました。
料理長からは、和食の心を伝える「だし」の本格的なとり方をはじめ、太巻き、鮭の幽庵焼き、あさり真丈(しんじょう)の作り方が指導されました。だし作りでは極上の鰹節と昆布を使用、「上品な味になるように」少しずつ味を調えるコツ、太巻きはしゃりの準備から厚焼き玉子の作り方まで。料理長から見事な技が披露されるたび、参加者からは、「わー!」「すごーい!」と喚声が上がりました。
参加者は4つのグループに分かれて料理作りに挑戦、協力しながら手のこんだ和食の技を体験しました。
20時頃、やっとすべての献立が完成。「おいでやす」スタッフによる「いただきます!」の掛け声とともに、試食タイム。皆、食べるのに夢中です。美しい和菓子もいただきながら、「美味しい~!」の声が聞こえる中、料理長とゲストから「料理人になるきっかけ」等について、お話を聞きました。
後片付け後、「おいでやす」から料理長、フランさん、アナさん、古田氏(アクアイグニス)に感謝の言葉とともにクリスマスのポインセチアと鶴のおり紙等が贈呈され、美味しい国際交流の夕べは盛況のもと終了しました。皆様、ありがとうございました!
(なお、お料理イベントの模様は、当日の21:55より三重テレビニュースウィズにて放映されました。)