2018年11月01日
10月22日(月)から10月29日(月)にかけて、学内共同利用研究施設である先端科学研究支援センター 電子顕微鏡部門 電子顕微鏡施設において、ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン株式会社より寄贈された走査型電子顕微鏡(SEM)を使用した、学内利用者対象の利用講習会を開催しました。
初日の22日の冒頭では、電子顕微鏡部門長の溝口明教授から開講の挨拶があり、続いて工学研究科の高橋裕教授から「SEMのABC」と題しての講義が行われました。電子顕微鏡の歴史から微小構造が観察できる原理、正確な画像を得るための注意点、物質の構成元素を検出するEDS分析手法などについての講演があり、普段は研究に集中するあまり忘れがちなSEM利用上の基本について、改めて考える良い機会となりました。
その後は29日(月)までの1週間に渡り、実際にSEMを用いて機器の始動から微小構造観察方法、EDS元素分析方法について、技術職員による全11回の操作説明会を行いました。
参加者は学内各学部の研究者、大学院生、学部生など合わせて約50名となり、多くの方に参加いただき講習会を終えました。
電子顕微鏡部門長の挨拶 高橋教授による講義
講義風景
SEMの操作説明風景