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「トヨタ・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2018(秋)」を開催しました

2018年10月29日

10月27日(土)、伊勢湾最大の干潟である松名瀬干潟において、三重大学地域ECOシステム研究センターと環境ISO学生委員会、梅村学園三重中高主催及び伊勢新聞社共催、三重県、松阪市、中部電力(株)三重支店の後援による「トヨタ・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2018(秋)」が行われました。

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トヨタ自動車(株)の支援を受けて、三重大学や地域住民、企業、メデイア、行政との連携事業として、三重県初のラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)への登録を目指した活動の一環として、180名が集まり、海岸清掃と干潟の生物多様性学習を実施しました。

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三重大学環境ISO学生委員

ユネスコの推進している「持続可能な開発のための教育(ESD)」及び2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs;17目標)」との連携によって、環境保全活動の発展的、持続的展開のため、2011年春からスタートした「アクア・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2011」を今年から「トヨタ・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2018」と名称を変えて取り組む環境保全活動です。

主催者を代表して朴 恵淑センター長は、国連の持続可能な開発目標(17目標)のうち、伊勢湾最大の干潟で、生物多様性の宝庫である松名瀬干潟は、その7つもの目標が濃縮されていることについて触れ、「松名瀬干潟虹色環境活動」の提案をしました。質の高い教育(目標4)、経済成長(目標8)、持続可能なまちづくり(目標11)、気候変動(目標13)、海の豊かさ(目標14)、陸の豊かさ(目標15)、産官学民の連携によるパートーナーシップ(目標17)を活かす虹色の環境活動を通じて、松名瀬干潟の豊かな生態系を次世代へ繋げ、三重県初のラムサール条約登録に向けてオール三重取り組むことを提案しました。続いて、永作友寛松坂市副市長、和田一人三重県松坂地域防災総合事務所室長、都築ネッツトヨタ三重)代表取締役社長、野田佳均三重中高副校長、田仲弘樹伊勢新聞社取締役総務局長の挨拶がありました。

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朴 恵淑三重大学地域ECOシステム研究センター長
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永作友寛松阪市副市長

その後、三重中高の小西伴尚先生と科学技術部の学生による干潟に生息する準絶滅危惧種の貝(ウミニタ)やアシハラカニなどの水生生物の観察会やアサリの水質浄化実験などを学び、海岸清掃を行い、巨大流木や危険物を除く可燃物ゴミ50袋、非可燃物ゴミ50袋を拾い集めました。

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三重中高のアサリの水質浄化作用の生物多様性学習
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清掃活動によるごみ収集・分別

このような環境活動によって、ごみのない、豊富な生物多様性の松名瀬干潟を創り、三重県初のラムサール条約へ登録できる日に向けて、引き続き、「トヨタ・ソーシャル・フェス in 松名瀬 2019(春と秋)」を開催しますので、多くの参加を期待しています。

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