2018年08月31日
8月3日(金)、南伊勢町礫浦(さざらうら)にて、「第3回 伊勢志摩サテライト交流会」を開催しました。
伊勢志摩サテライト交流会は、三重大学と伊勢志摩サテライト関係自治体(伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、度会町、南伊勢町)との間で、特定のテーマをもとに意見交換を行うことで課題解決や官学連携の糸口を見出し、伊勢志摩地域の創生に寄与することを目的とした取り組みです。今回は南伊勢町の協力のもと「地域リーダーの育成」をテーマに開催し、各市町から13名と本学関係者10名の計23名が参加しました。
会場のイキさら実行委員会「輪」
この日の交流会では、冒頭で松田裕子伊勢志摩サテライト長から「人材×地域創生を考える」と題して、地域人材育成の現状と課題等についてワークショップを交えながらの説明があり、参加者は「なぜ地域人材の育成が遅れているか?」「そもそも行政が期待する『地域リーダー』とはどのような人材像か?」などについて、それぞれ意見を出し合いました。
松田伊勢志摩サテライト長によるワークショップの様子
続いて、地域イノベーション学研究科の西村訓弘教授をゲストスピーカーとした「地域リーダーの育成について」と題したショートレクチャーでは、地域内での事業連携事例や紀北町での地域リーダーによる取組事例について説明がありました。
西村教授によるレクチャー
その後の質疑応答・意見交換では、西村教授から「リーダーとなる人材を見つけて、"褒めて"、"つなぐ"ことが大切」「リーダー同士をつなぐことで連鎖反応が起きる」「地域の雰囲気を変えるには、地域の主たる産業を支える人たちの影響が大きい」などの話があり、また、参加者同士でもワークショップやレクチャーを踏まえた意見交換を行いました。
次回の伊勢志摩サテライト交流会は、10月に伊勢市にて開催です。
三重大学伊勢志摩サテライトHP
https://www.rscn.mie-u.ac.jp/iseshima/2018/08/post-4.html