2018年08月03日
7月28日、三重大学メディアホールにおいてジュニアドクター育成塾の開講式が開催されました。
ジュニアドクター育成塾は、三重大学が中心となって策定するジュニアドクター養成プログラムを科学研究に強い関心と潜在的な才能を持つ児童生徒を対象に実施し、観察・実験講座の受講や科学イベントへの参加等を通じて未来の科学者を育成しようとするものです。平成30年度は応募者の中から選ばれた小学5年生から中学3年生までの児童生徒40名が三重県内の4地区の会場で受講します。平成30年度のプログラム修了生のうち、選抜された児童生徒は平成31年度の科学技術コンテスト参加を目指します。
台風が接近する中での開催となりましたが、多くの受講生徒、保護者が開講式に参加しました。また、三重大学会場での開講式の様子は県内の伊賀サテライト、東紀州サテライト、皇學館大学の各会場とテレビ会議システムを利用したライブ中継が行われました。
開講式では、駒田美弘学長より「勉強したことは将来必ず役に立つので、頑張って勉強して欲しい。将来は三重県の、日本の、世界の中で逞しく活躍して欲しい」と、三重県教育委員会の野口宏志小中学校教育課長より「科学技術は私たちの生活に切っても切れない。その1つ1つが研究者の方の積み重ねた努力の結果生まれてきた。是非、皆さんも未来の研究者を目指して頑張ってほしい。」と、それぞれ激励の挨拶がありました。
続いて、受講生代表の山本明日香さんが気象予測を例に「科学はとても身近にあり、生活を支えていると同時に日々変化、進歩している。私たちが大人になる頃の未来の科学技術の進む道は私たち若い世代に委ねられている。だからこそ、ジュニアドクター養成プログラムでスキルを習得し、未来の科学へ活かしていきたい」と抱負を語りました。
開講式の終了後、ジュニアドクター育成塾に関するオリエンテーションが行われ、引き続き、中西良文三重大学教育学部准教授による第1回目の講義が行われました。
受講生の児童生徒たちの今後の活躍にご期待ください!