グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

平成30年度東海・北陸地区国立大学法人等技術職員合同研修(生物・生命コース)を実施しました

2018年08月17日

8月1日(水)、2日(木)、3日(金)の3日間に渡り、メディアホールおよび各実験室、研究施設を使用して、「平成30年度東海・北陸地区国立大学法人等技術職員合同研修(生物・生命コース)」を実施し、各機関から合計16名の受講者が参加しました。

この技術職員合同研修は、東海・北陸地区の国立大学法人等の技術職員に対し、その職務遂行に必要な基本的、一般的知識及び専門的知識、技術等を修得させ、技術職員としての資質の向上を図るとともに技術職員相互の交流に寄与することを目的として、全6コースが有る中で毎年2コースを東海・北陸の2機関において実施しています。その中で本年度の生物・生命コースを三重大学で担当しました。

20180801_東海・北陸地区国立大学法人等技術職員合同研修開講式広角 (3)_R

 

1日目は午後からメディアホールにて開講式が行われ、鶴岡信治理事・副学長(研究・社会連携担当)から開講の挨拶がありました。続いて、講義Ⅰとして西村訓弘副学長(社会連携担当)より「地方大学から生み出される地域イノベーションの可能性と技術職員の積極的な関わり方」と題して、産学官連携に関する体制、地域戦略センターの活動について、産学官連携の三重大学スタイルなどの内容での講話がありました。その後、プレゼンテーションとして各受講者の自己紹介が行われました。

20180801_東海・北陸地区国立大学法人等技術職員合同研修開講式望遠 (1)_R20180801_東海・北陸地区国立大学法人等技術職員合同研修開講式望遠 (14)_R

(左)鶴岡理事による開講挨拶 (右)西村副学長による講義Ⅰ

 

2日目は終日、実習を行いました。実習は学内の技術職員と教員で担当してA~Eの5つの実習コースを設定し、受講者はいずれか1つの実習を受講することで、技術の習得、実験手技や機器の操作などを体験しました。

21実習A_R22実習B_R

(左)実習A:「ネガティブ染色法による透過電子顕微鏡観察実習」

(右)実習B:「走査電子顕微鏡観察における微生物試料の作製」

 

23実習C_R 24実習D_R

(左)実習C:「基礎的実験手技の習得~分光光度計を用いた溶液中の未知濃度の蛋白定量~」

(右)実習D:「組織標本作製と染色の基礎~Special染色を上手に使おう~」

 

25実習E_R

実習E:「食品製造実習と安全」

 

3日目には、2件の講義ののち工場施設見学が行われました。

講義Ⅱでは、生物資源学研究科の松井宏樹教授より、「家畜としてのウシ」と題して、牛などの動物細胞と植物細胞の違い、第1胃に生息する微生物はタンパク源となること、三重県の特産物であり、当農場でも肥育している松阪牛についてなどの講話がありました。

講義Ⅲでは、生物資源学研究科の渕上佑樹助教より、「木材利用の社会貢献・環境配慮の効果の定量化」という題で、木材利用は環境にどれくらい効果があるのか、根拠となるデーターを集めて定量化すること、具体的にライフサイクルからのCO2排出量の削減についてなどの講話がありました。

午後から行われた民間の工場施設見学では、「辻製油株式会社」を訪問し、事業・施設等の紹介の後、工場の見学を行いました。

31講義Ⅱ_R32講義Ⅲ_R

(左)松井宏樹教授による講義Ⅱ (右)渕上佑樹助教による講義Ⅲ

最新の記事