2018年07月25日
7月6日、志摩市役所において、「平成30年度 第2回 伊勢志摩サテライト交流会」を開催しました。
伊勢志摩サテライト交流会は、三重大学と伊勢志摩サテライト関係自治体(伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、度会町、南伊勢町)との間で、特定のテーマをもとに意見交換を行うことで課題解決や官学連携の糸口を見出し、伊勢志摩地域の創生に寄与することを目的とした取り組みです。今回は志摩市の協力のもと「観光」をテーマに開催し、各市町等から11名と本学関係者8名の計19名が参加しました。
この日の交流会では、冒頭で松田裕子伊勢志摩サテライト長から「観光×地域創生を考える」と題して、三重県における観光レクリエーション入込客数の推移から見る伊勢志摩地域の占める位置付けや、各市町の地域特性に応じた観光形態の推進等についての説明がありました。
続いて、教育学部社会科教育コースの磯野巧講師をゲストスピーカーとした、「伊勢志摩地域の活性化に向けた観光地理学的アプローチの可能性 -現状把握と先進事例に注目して-」と題したショートレクチャーでは、統計データから見る伊勢志摩の地域像や徳島県での先進事例等について説明がありました。
最後に、全体での質疑応答と意見交換が行われました。参加者からは「伊勢志摩地域全体でのスポーツ観光を売り出すことも検討できるのでは」「"行きにくさ"も魅力の一つとできるか」等の意見・質問があり、また、磯野講師からも「地域の魅力を見出すには外の人間の視点が大切」「既存の観光コンテンツにテーマやオプションを追加することで同種のものと差別化できる」等の助言があり、参加者全員での活発な意見交換がなされました。
次回は8月、南伊勢町にて開催予定です。
三重大学伊勢志摩サテライトHP
https://www.rscn.mie-u.ac.jp/iseshima/2018/07/post-3.html