2018年07月31日
7月28日(土)、三重県文化会館1階レセプションルームにおいて、みえアカデミックセミナー2018「今、健康を守るための栄養学」を開催しました。
「みえアカデミックセミナー」は、毎年三重県総合文化センターを会場に、県内15校の高等教育機関の特色を活かしたバラエティ豊かな公開セミナーを開催しています。今年度のセミナーは7月14日(土)に始まり、8月23日(土)まで「健康・医療・福祉・歴史・文学・子育て・教育・機械工学」など、各校の特色を活かした様々なテーマで講演が行われています。
三重大学からは、医学系研究科の森田明美准教授が「今、健康を守るための栄養学」をテーマとして講演しました。森田准教授は、衛生・公衆衛生学、疫学が専門分野で、生活習慣病と栄養・遺伝、骨粗鬆症・認知症など加齢関連疾患の予防、食事摂取と健康を研究テーマとしています。
今回の講演には、台風が接近する中にもかかわらず、114名の方にご参加いただきました。
森田准教授は、「健康とは何か」「栄養とは何か」といった基本から解説し、「私たちに必要な栄養」として、様々な栄養素をウナギやコンブ等身近な食品の例を挙げつつ紹介しました。また、講演の最後には、「食事では、生命維持のために栄養を取る、健康維持のために体調を整えるだけではなく、食事を楽しむという食文化の面も大切である」と説明し、「最近ではサプリメント等で手軽に特定の栄養素を摂取できるが、いくら健康に良いとは言っても過剰摂取は問題」とまとめました。
参加者からは「身近なテーマで面白かった」、「思い込みを修正できた」、「改めて、毎日の食事を考え直すきっかけになった」等の感想があり、盛況のうちに講演は終了しました。
来年の「みえアカデミックセミナー2019(仮)」もご期待ください!