2017年11月17日
11月1日(水)、グランドハイアット東京において「グッドデザイン賞2017表彰式」(公益財団法人日本デザイン振興会運営)が開催され、地域人材教育開発機構の永野聡 講師が共同で「グッドデザイン・ベスト100」と「特別賞〔復興デザイン〕(日本デザイン振興会会長賞)」を同時受賞しました。
今年度は4495件の応募から1403件がグッドデザイン賞を受賞し、その中から、大賞1件、金賞19件、特別賞25件が選出されました。
永野講師の所属する共同チームの受賞対象は「マーケット ゆりあげ港朝市」です。東日本大震災後の復興における宮城県名取市閖上地区の朝市を中心とする復興デザインや地域貢献、そしてハードデザインとソフトデザインの両方を住民参加型で進め、エシカルなソーシャルデザインへと昇華していった点が高い評価を受け、受賞に繋がりました。
11月1日(水)グッドデザイン賞2017表彰式にて
後列左より、柳澤陽子氏(㈱針生承一建築研究所)、櫻井広行氏(ゆりあげ港朝市協同組合代表理事)、杉浦洋一氏(㈱セルコホーム)
(前列)閖上復興支援研究者チームと(前列右)永野講師
永野講師の故郷は宮城県仙台市です。東日本大震災以降、自らの専門性を活用して故郷で何かできないかと考え、(当時)大学助手の仲間達と復興支援活動を開始しました。ゆりあげ港朝市協同組合と共に現地のニーズを確かめながら、6年の歳月をかけて活動を実施しました。本受賞企画においてはディレクターとして、朝市の設立から運営まで、全体に関するマネジメントを担いました。
現在、復興支援活動で得たソーシャルデザインの手法を三重県内でも実施中です。若手研究者の益々の活躍が期待されます。
おめでとうございます!
2017年度グッドデザイン賞受賞展
グッドデザイン・ベスト100デザイナーズプレゼンテーションを行う永野講師
11月2日(木)東京ミッドタウン・G1ホールBにて
※参考:グッドデザイン賞特別賞〔復興デザイン〕マーケット [ゆりあげ港朝市]
(三重大学外部のHPです)
http://www.g-mark.org/award/describe/46037