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三重大学地域貢献事業 木ノ下裕一氏が語る「古典作品を現代化することの意義」を開催いたしました

2017年10月19日

10月18日(水)、教養教育校舎 190番教室にて、三重大学地域貢献事業 木ノ下裕一氏が語る「古典作品を現代化することの意義」を開催いたしました。

20171018_アートマネージメント講座 (1)

アートマネージメント養成プログラムの教養講座として、現代最も注目されている演劇人のひとり、木ノ下歌舞伎主宰 木ノ下裕一氏に古典作品の魅力や、古典作品を現代化することの意味などについてお話しをしていただきました。

木ノ下歌舞伎とは、現代演劇の演出家や俳優によって、古典作品を新たな解釈で<現代化>し、創作・上演を行っている劇団です。
木ノ下氏は、小学生の時から古典芸能好きで、京都造形芸術大学在学中に木ノ下歌舞伎を旗揚げして今に至ります。話題作を次々と上演しながら、同時に「武智歌舞伎論」で博士号を取得した木ノ下氏は、アカデミックな視線を持ちつつ、創作現場に関わっています。

講演では、2015年に上演した「黒塚」を例に挙げ、現代化する際は受容史など学術的なリサーチやその土地の歴史を知ることが重要なので、「黒塚」の民話が誕生したとされる、福島県の二本松市に実際に足を運び「黒塚」にでてくる鬼婆に関する事を調べに行ったことなどを話されました。
また、古典作品を現代化する際の注意点や、必要な視点についてのお話があり、最後に、古典作品を現代化することにより、現代がどんな時代かが見えてくることが、現代化することの意義だと話されました。

日本の伝統芸能、古典作品を多角的にみられるきっかけになるような講演となりました。

20171018_アートマネージメント講座 (5)

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