2017年09月15日
9月14日(木)、第45回産学官交流フォーラム「三重大学・鈴鹿医療科学大学 合同産学官交流フォーラム」が開催されました。
はじめに、SUZUKA産学官交流会の小林茂樹副会長から「今後もますます発展していけるよう事業を展開していきたい」と開会の挨拶があり、続いて駒田美弘三重大学長から「企業との共同研究をする場合に今後は、大学の教員が共同研究をしたいというテーマを自分で考え、企業にアクティブに働きかけていく方向性にしていきたい」と意気込みを語りました。
(左)小林副会長 (右)駒田学長
その後、鈴鹿医療科学大学の西田圭吾准教授から『生体における亜鉛の重要性、特に創傷治療における亜鉛の役割』と題し講演がありました。講演の中で、亜鉛含有量の多い食品や亜鉛の摂取量・推奨量、生体での亜鉛の生理作用などについて説明がありました。
続いて、三重大学の亀岡孝治教授から『デジタル社会と地域駆動の「食・農」システム』と題し講演がありました。講演の中で、農業の現状と課題、デジタル農業についての説明があり、最後に「21世紀の食・農エコシステムにはセクター横断的イノベーションのためのプラットホーム(情報交流の場)、人的ネットワークが必要である」とお話がありました。
(左)西田准教授 (右)亀岡教授
講演後、地域イノベーション研究開発拠点内の遺伝子実験施設とゼブラフィッシュ水槽システムの見学会が実施されました。研究内容や次世代シーケンサー、レーザー共焦点顕微鏡などについて、土屋亨准教授から説明がありました。
研究内容を説明する土屋准教授
見学終了後には懇親会が行われました。産学官が交流し活発な意見交換、情報交換が行われ、新しい連携など今後の展開が期待されました。