2017年09月21日
9月11日(月)(於:三翠ホール(小ホール))および12日(火)(於:地域イノベーションホール)において、教職員を対象に「平成29年度科研費説明会」を開催し、2日間で延べ214名の参加がありました(三重県内高等教育機関からの来場者29名を含む)。
説明会の冒頭では、橋本篤副学長(研究担当)から、科研費応募の重要性について説明がありました。
11日(月)の第1回では、独立行政法人日本学術振興会 研究事業部 研究助成企画課 荻原雅行係長から、「『科研費』の最近の動向」、工学研究科の伊藤智徳教授から「科研費あれ?これ!」、珠玖洋三重大学名誉教授から「何がしたいのか?何が求められているのか?」と題した講演が行われました。荻原雅行係長からは平成30年度公募・審査の変更点について説明がありました。伊藤教授からは自分がやりたいことをテーマに独自概念、独自開発手法をキーワードに研究計画調書を作成する事が重要との話があり、珠玖洋名誉教授からは、科研費の応募は、自分のやりたい研究を整理し、世界の研究状況の情報を獲得するなど研究の姿勢を身につける事で、自らを高める機会であるとの話がありました。
12日(火)の第2回では、研究推進課長より平成30年度公募・審査の変更点について説明があり、尾西康充理事(企画・評価・IR担当)・副学長から「文系における科研費応募について」、生物資源学研究科の吉岡基教授から「科研費研究計画調書-書く側と読む側から」と題した講演が行われました。尾西理事からは文系研究者にとって科研費獲得は自分の研究水準の高さを示せる機会であるとの話があり、吉岡教授からは専門外の審査員にも研究内容を分かりやすく印象づけて伝える為に書式・図表の工夫や、用語の説明が効果的との話がありました。
両日とも6講師からの講演以外に、担当職員から「公的研究費の適正な使用」および「平成30年度科研費公募」について説明があり、質疑応答も行われ、有意義な説明会となりました。