2017年08月03日
7月26日(水)、大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホールにおいて、第2回三重大学大阪シンポジウムを開催しました。
三重大学は、「三重の力を世界へ」をスローガンに、地域圏大学としての位置づけを明確に宣言し、基礎から応用にいたるさまざまな研究活動を展開しています。本シンポジウムは、そうした多岐にわたる分野の研究成果や三重大学の活動を関西圏に向けて発信することにより、三重大学が有する知見と関西圏の経済・文化との融合を図り、三重大学の産学連携の推進、さらに学生の獲得につなげ、産業および人材育成を通じた三重県の活性化に寄与することを目的としています。
この日のシンポジウムでは、鶴岡信治 理事(研究・社会連携担当)の開会挨拶の後、駒田美弘 三重大学長より、三重大学の3つの戦略として「地域人材の育成と若者を地域に留め置く機能の強化」、「研究成果を地域に還元する機能と、地域の様々な主体のハブとなる機能の強化」、「地域力の発信機能の強化」の説明があり、「3つの機能を強化していくために様々な取り組みを展開し、地域貢献大学としてナンバー1を目指したいと思います。皆様のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします」との言葉がありました。
(左)鶴岡理事、(右)駒田学長
続いて株式会社池田泉州銀行 代表取締役会長 片岡和行氏より「地方銀行としての地方創生への取組」と題した講演がありました。地域の産学官との取り組みを、「しごと」を創る、「ひと」が集まる、「まち」をつくる、それぞれについて紹介があり「地域銀行として地域・お客様からの信頼を積み重ね、地域との共存共栄を目指して、できる限り貢献して参ります」と挨拶がありました。
次に工学研究科の池浦良淳 教授、生物資源学研究科の吉岡基 教授より講演があり、三重大学の研究成果や活動を発表しました。
工学研究科、三重大学卓越型リサーチセンター 人間共生ロボティクス・メカトロニクスリサーチセンター長
池浦良淳 教授より「三重大学におけるロボティクス・メカトロニクス研究」
生物資源学研究科
吉岡基 教授より「海洋生物と人との関係」
171名の方にご参加いただき、熱心に聴講される姿が見られました。
シンポジウム後の交流会にも多くの方にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。