2017年03月13日
1月18日(水)、環境・情報科学館1Fホールにて、株式会社中川製作所の中川雅弘代表取締役社長をお迎えして社長セミナーを開催しました。
講演では、先代社長からイノベーションを起こす仕事をしろと命ぜられ、8年前に社長に就任したものの、失敗や後悔の連続であったこと、また、今の事業が5年後10年後に通用するかどうかわからないため、変化に対応しなければならないので、皆さんには将来、いろいろな事業にチャレンジするサポートをしてほしいと挨拶がありました。
その後、現在の主な事業である「紡績針製造」及び「超微細切削加工」について動画も用いた分かりやすい説明があり、超微細切削加工については、小さくて価値のあるものをやりなさいというご親族からのアドバイスを受けて、他では真似できない小さい部品を造ろうと思い立ち、極めて小さいものを正確に造ることにチャレンジしているというエピソードの紹介がありました。
また、海外との比較による日本の労働生産性の現状や、海外企業との交流で感じた脅威に対抗するため、スピードを武器にした仕事でお客様に喜んでもらいたいとの考えをもっており、目指す姿としてスピードを我が社の「存在価値」から「品質」にする、誰も追いつけない高精度穴あけを追求する、ロボットにできることはロボットへ(人にしかできないことに力を注ぐ)、を目標としているとのお話しがありました。
そして、技術の進歩により、多くの職種がロボットで代替できるようになるため、卒業までにしておくこととして、自分の意見が言えるようになること、外国語を話せるようになること、超得意分野をつくること、国際社会では少なくとも修士学位が常識になるので大学院に戻る準備をしていくこと、とのアドバイスがありました。
中川社長、有意義なお話をいただきありがとうございました。