2017年02月01日
1月19日(木)、明和町役場において、国立大学法人三重大学と明和町との連携・協力に関する協定調印式を挙行しました。
三重大学では、第3期中期目標期間において、「地域人材育成と若者を地域に留め置く機能の強化」「研究成果を地域に還元する機能と地域のさまざまな主体となるハブ機能の強化」「地域の力の発信機能の強化」を戦略として、県内全ての自治体(29市町)との協定締結とプロジェクトの実施を目指して取り組んでいます。
今回の明和町との協定は県内16番目の協定となり、この協定のもと、地域創生の実践に関する諸課題への的確な対応、三重大学における教育研究、明和町における地域振興に資することを目指します。
協定調印式では、中井幸充町長と駒田美弘学長が挨拶を述べ、協定書への調印を行いました。挨拶の中で、中井町長は「明和町では観光と健康を結びつけたヘルスツーリズムを計画中。地域活性化に向けて、防災・減災対策、産業振興、人材育成という点でも協力いただきたい」と連携への期待を話されました。また、駒田学長からは「明和町とは現在教員2名が事業に関わっているが、今回の協定締結で教員単独の関係から大学と明和町の関係として、責任を持って事業にあたらせていただく。あわせて、学習、研究の場を三重県全体へ広げるためにも末永い連携としたい」との言葉がありました。
今後は、明和町の地方創生施策「ヘルスツーリズム導入による自治体連携 健康づくりのまち推進事業」への指導・助言や、南海トラフ地震・津波災害に対する防災訓練や地域防災懇談会、各種計画書の策定への協力、魅了あるまちづくりへの地域活性化施策への助言等、明和町の課題解決への協力を予定しています。