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全学FD「アクティブラーニングの効果と反転授業の可能性」を開催

2017年02月17日

2月13日(月)、メディアホールにおいて全学FD(※)「アクティブラーニングの効果と反転授業の可能性」を開催し、学内外から約50名の参加がありました。
(※)FD(Faculty Development)とは、大学教育の質的向上を図るための様々な試みや努力の総称

地域人材教育開発機構山本裕子講師による司会の下で、同機構アクティブラーニング・教育開発部門長の苅田修一教授から開会挨拶と趣旨説明がありました。森朋子教授(関西大学教育推進部)の講演においては、まず、「教える」から「学ぶ」への教授学習のパラダイム転換や社会人基礎力、学士力などの新しい能力の育成、その背景となる教育政策などのアクティブラーニングの現状が示されました。森先生は、アクティブラーニングが推進されるなか、学生の思考は本当にアクティブになっているのかという問題提起とともに、手法だけでなく内容の伴った「ディープ・アクティブラーニング」の重要性を強調されました。

反転授業については、知識の定着に主眼を置く「習得型」と、問題解決型・知識の活用に主眼を置く「探求型」の二つの類型があり、より多くの教員が導入しやすいのは「習得型」であることが説明されました。また、反転授業を導入する上で参考となる動画の作成方法についても具体的な紹介がなされました。

質疑応答、ディスカッションでは、参加者から寄せられた質問カードに回答頂きました。例えば、反転授業における事前学習は動画の視聴に限定されるのかという問いに対して、学士課程の基礎は動画を用い、徐々にリーディング・アサインメントを加えていくとよいのではないかという助言を頂きました。

最後に、杉崎鉱司副機構長から閉会挨拶がありました。
この講演会は教養教育から専門教育を通した全学的なアクティブラーニングの普及を目指す上で非常に有意義なものとなりました。

20170213_ アクティブラーニング講演(1)_R 20170213_アクティブラーニング講演(2)_R

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