2016年12月02日
11月5日(土)、三重大学講堂小ホールにおいて、桑名ジュニアサミット及び伊勢志摩サミットを機に、三重県の各地においてサミット関連イベントを開催した関係者が一堂に会し、その成果を未来に繋げるため、「集まれクレアーレサミットin Mie 2016〜ユースの力、地域の宝を未来に〜」を開催しました。集まれクレアーレサミットin Mie 2016実行委員会及び三重大学全学大学祭実行委員会の共催、三重県、伊勢志摩サミット三重県民会議の後援、三重テレビ放送及び三重大学広報室を事務局とする産官学民の連携による、三重県の各地から200名以上の参加を募った大イベントを開催しました。同時に、講堂のホワイエ周辺では、伊勢志摩サミットで展示された県内物産の紹介や三重県特産物展も行われました。
朴 恵淑「集まれクレアーレサミットin Mie 2016」実行委員会長は、4月の桑名ジュミアサミット及び5月の伊勢志摩サミット、その後のポストサミット関連の各種イベントを行ったユースが集まり、その成果を共有し、新しい未来を創る意味を込めて、ラテン語のクレアーレ(創造する)を用いた本イベントの趣旨について語り、サミットのレガシー(遺産)をユースの力で地域の宝に変え、未来へ繋げて欲しいと挨拶を行いました。
朴 恵淑「集まれクレアーレサミットin Mie 2016」実行委員会長の挨拶
山本俊彦理事(教育担当)・副学長は、地域創生の拠点として産官学民の連携によって推進している三重大学のCOC+事業について語り、本イベントの成功によってさらなる発展が見込めると来賓挨拶を行いました。
山本俊彦理事・副学長の来賓挨拶
第1部では、桑名ジュニアサミットにおいてサミット参加国の7ヵ国の高校生代表との共同プログラム及び伊勢志摩サミットにおいて配偶者プログラムを担当した相可高校の村林新吾先生と生徒3名によるトークショーが行われ、メニュー開発や英語によるコミュニケーションなど、大変な苦労があったものの、二度とない絶好の機会を得て大きく成長できた貴重な体験を話しました。
相可高校の村林新吾先生と生徒によるトークショー
第2部では、7つの関連イベントの主催者や関係者による活動報告がありました。ジュニアサミットin 桑名、東海グローバルサミット、市民の伊勢志摩サミット、三重の高校生サミット、ポストサミットin 三重 2016ユース国際会議、大学生国際会議、WIT 2016学生グループワークの活動報告が行われました。また、同じ時間帯に中国山東建築大学で開催された「アジア大学間サステイナブルキャンパス国際会議」と中継を繋ぎ、韓国海洋大学の金 允海総長職務代行、中国同済大学の譚 洪衛教授、日本福島工業専門学校の中村隆行校長及び参加学生と衛星中継による国際交流を行いました。
「集まれクレアーレサミットin Mie 2016」と「アジア大学間サステイナブルキャンパス国際会議」との衛星中継
第3部では、大野照文三重県立総合博物館(MieMu)長をコーデイネーターとし、朴 恵淑実行委員会長及び7名の活動報告者とのディスカッションが行われた後、前文と5つの行動目標からなる「クレアーレ三重ユースサミット宣言」が行われました。「クレアーレ三重ユースサミット宣言」には、三重の歴史的文化の継承、環境と経済との調和を図る持続可能な社会や多様性を認め合うダイバーシティ社会の形成、クレアーレ三重ユース国際ネットワークによる世界ユースのプラットホームとなる三重大学についての決意が述べられました。
ユースによる「クレアーレ三重ユースサミット宣言」
最後に、鈴木英敬三重県知事に「クレアーレ三重ユースサミット宣言」が渡され、鈴木英敬知事から、皆さんの熱い思いをしっかり受け入れ、三重県民宣言に盛り込むことはもちろんのこと、三重県の政策立案に役立てると力強いエールが送られました。
鈴木英敬三重県知事と「集まれクレアーレサミットin Mie 2016」関係者一同