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リサーチマインドを持った総合診療医の養成「第4回 公開フォーラム」を開催

2016年12月02日

11月18日(金)、講堂大ホールにおいて、リサーチマインドを持った総合診療医の養成「第4回 公開フォーラム」を開催しました。

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地域の人々が安心して医療を受けられる環境を構築するため、地域の医療機関や地方自治体等と連携しながら、リサーチマインドを持った優れた総合診療医を養成する必要があります。5年後、10年後の日本でそれを実現するために、文部科学省が未来医療研究人材養成拠点形成事業のテーマBとして「リサーチマインドを持った総合臨床医の養成」の事業を公募し、三重大学(事業責任者:家庭医療学教授・竹村洋典)を含め15大学が選定されました。本フォーラムでは、本事業テーマB選定大学でその取組を発信するとともに、各界の参加者による幅広い議論を行いました。

冒頭、三重大学の駒田美弘学長から「広い裾野を持っていることで、研究を発展させることができます。すぐに役立つ研究だけに焦点を当てるのでなく、若い研究者が独自性豊かな研究を地道に続けることが、将来にファーストワン、また、ベストワンになると思っています。リサーチマインドの教育をしていくことで、良い成果が生まれることを期待しています」との挨拶がありました。

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続いて、文部科学省高等教育局 医学教育課大学病院支援室の佐藤人海室長から基調講演が行われ、未来医療研究人材養成拠点形成事業の概要や各大学の評価などについてお話しがありました。

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その後、東北大学、筑波大学、千葉大学、東京大学、新潟大学(新潟医療福祉大学、新潟薬科大学)、富山大学、三重大学、大阪大学、島根大学(神戸大学、兵庫医科大学)、岡山大学から活動報告があり、日本医学教育学会前理事長で名古屋大学の伴 信太郎教授から基調講演「総合診療科の教育への関わり方―卒前・卒後・学び直し教育―」が行われました。

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また、九州大学、長崎大学(長崎純心大学)、札幌医科大学、名古屋市立大学(名古屋学院大学、名古屋工業大学)、東京慈恵会医科大学からも活動報告があり、長崎大学地域包括ケア教育センターの永田康浩センター長と三重大学大学院医学系研究科の若林英樹講師を座長に、福岡大学病院総合診療部の堀端 謙講師、三重県名張市の亀井利克市長、三重県健康福祉部医療対策局の松田克己局長、三重大学大学院医学系研究科家庭医療学の竹村洋典教授が参加してシンポジウム「夢と情熱とニーズで未来のアカデミックGPを生み出せるのか?」が行われました。

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鈴鹿医療科学大学の豊田長康学長から基調講演「文献情報から見た日本の研究力の現状」が行われ、三重大学大学院医学系研究科の緒方正人研究科長による閉会の挨拶で盛況のうちに幕を閉じました。それぞれの大学の取り組みや特色をお互いに共有することができ、有意義なフォーラムとなりました。

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