2016年11月30日
11月28日(月)、三重大学は鈴鹿サーキット運営会社の株式会社モビリティランドと産学連携に関する包括協定を締結し、鈴鹿サーキットホテルにおいて協定調印式を挙行しました。
本協定は、三重大学とモビリティランドが有する資源、機能等の効果的な活用を図りながら、幅広い分野で相互に連携・協力し、豊かな地域社会の形成・発展に寄与することを目的とするもので、協力事項として、共同研究等による研究交流、人材育成、インターンシップの実施などの取り組みを行うものです。
協定調印式では、駒田美弘学長と鈴鹿サーキットの塩津宏幸総支配人が挨拶を述べ、協定書への調印を行いました。今回の協定に先立ち、教育学部では山田康彦教授、富田昌平准教授が鈴鹿サーキットに来年3月にオープン予定の新エリアの開発に携わっています。両教員が幼児教育の観点から、三歳未満の幼児を対象にしたプレイフィールド「ぶんぶんばちひろば」を監修。幼少期の発達を促す「体を大きく動かす粗大運動」、「指先を小さく動かす微細運動」を同時に体験できるアトラクションを開発しました。
今回の協定について、塩津総支配人は「三重大学との連携の遊びの先に成長が育まれる研究や共同開発、人材交流や育成など、相互の連携協力により、豊かな地域社会の形成に寄与していきたい」との言葉がありました。また、駒田学長はアトラクションの監修について、「子供の成長に実体験を伴った遊びはとても大切。最近はバーチャルな遊びが増えているが、実際に体を使った、心に感じる体験ができることはとても大きい。ぜひその大切さを多くの人に伝えてほしい」との言葉がありました。
アトラクションの開発の他にも、今後の取り組みとして、モビリティランドによる三重大生のインターンシップの受け入れや、本学の附属学校の園児や保護者などを対象とした交通安全教育プログラムの実施、本学附属幼稚園でのモビリティランド社員の見学など、多くの連携を予定しています。
今後の更なる展開にご期待ください。
駒田学長㊧と鈴鹿サーキットの塩津宏幸総支配人㊨ 富田准教授㊧と山田教授㊨