2016年09月23日
9月16日(金)、環境・情報科学館において、教養教育シンポジウム2016「アクティブ・ラーニングとグローバル化を理念とした教養教育プログラム」を開催しました。
2015年4月、本学の教養教育では新しいカリキュラムが開始されました。この1年間の成果を振り返り、今後のさらなる充実を目的に、基調講演、成果報告、ポスターセッション・授業体験が行われました。
第1部では、聖心女子大学文学部教育学科の杉原真晃准教授をお招きして、「アクティブ・ラーニングを通して育ってほしいもの―グローバル化する社会に生きるうえで―」と題した基調講演が行われました。杉原准教授は「学問的知識という『内容』的な側面とどのような実践ができるようになるのかという『コンピテンシー』的な側面の双方の学びの場として『アクティブ・ラーニング』が有効だが、それ自体が目的化してはならない」とし、さらに「グローバル化社会においては高い倫理性と責任感を持ち、多様な文化を理解する能力が必要である」として、それらの場に教養教育を位置付けました。講演後は駒田美弘学長からの挨拶があり、「教養教育とは、学部で学ぶ前の準備教育ではなく、身につけておくべきこと」と教養教育の重要性を訴えました。
続いて、教養教育機構の教員から、新カリキュラムの成果報告として「新カリキュラムの全体像」「スタートアップセミナー」「教養ワークショップ」「英語前期集中型カリキュラム」「英語特別プログラム」について発表があり、活発な質疑応答が行われました。
第2部では、ポスターセッションにて7件の発表があり、ポスターの前で熱心に質問する参加者の姿が見られました。同時に、アクティブ・ラーニング授業体験や学生によるスタートアップセミナーの発表も行われ、大変有意義なシンポジウムとなりました。