2016年04月06日
3月18日(金)、地域イノベーションホールにおいて「三重大学障がい学生支援セミナー」を開催しました。
本セミナーは、本年4月1日から施行される「障害者差別解消法」の基本的理解や合理的配慮のあり方について、教職員・学生の理解・啓発を行うことを目的とし開催され、88名が参加しました。
当日は、聴覚障がいのある方に対する情報保障の一つとして、パソコンによる要約筆記のデモンストレーションが行われました。
はじめに障がい学生支援室の菊池紀彦准教授と後藤綾文講師より、三重大学における障がい学生支援の取り組みについての報告がありました。
(左)菊池准教授、(右)後藤講師
その後、DPI(障害者インターナショナル)日本会議 副議長、内閣府障害者制度改革担当室 政策企画調査官の尾上浩二氏より「障害者差別解消法と合理的配慮のある社会」と題し講演がありました。尾上氏は軽快な語り口調で、時に笑いを交えながら自身の体験談を紹介され、それらを参考に「合理的配慮のあり方」や「不当な差別の禁止」について詳しい説明がありました。
三重大学における今後の障がい学生支援のあり方について、教職員それぞれが考える契機となり、大変有意義なセミナーとなりました。