2016年04月05日
大学院生物資源学研究科の西脇祥子さんが「司馬遼太郎フェローシップ」を受賞しました!
「司馬遼太郎フェローシップ」は司馬遼太郎記念財団が主催するもので、若者が司馬作品からインスピレーションを受けて立案した企画を選考し(企画は調査、研究、旅行、企画などなんでもOK)、選ばれた人に奨励金を贈り、若者たちの知的世界への探求を応援するものです。(参考:司馬遼太郎記念館HP http://www2.shibazaidan.or.jp/fellowship/faq/)
今回、三重大学大学院生物資源学研究科の西脇祥子さんが応募した企画「先人たちの『遺産』 千枚田を巡る」が見事受賞を果たしました。西脇さんは共生環境学を専攻し、岡島賢治准教授のもと、農業土木に関する研究を行っています。その中で平地の少ない日本に適した棚田の機能性や美しさに惹かれ、昔ながらの農業文化を守りたいと考えるようになりました。棚田を研究する中で、司馬さんが農業や農業土木に関心を持っていたことを知り、『街道をゆく』や関連する作品を読み、その想いはより強くなったそうです。
西脇さんは、「研究を進める中で、現地での棚田の存在の大切さを知りました。実際にひとつでも多くの現地を見てまわり、そこで生活する人たちとできるだけ多く出会い、話がしたいです」と今後の研究への意気込みを笑顔で語ってくれました。