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三重県・三重大学 みえ防災・減災センター 東日本大震災5年 復興・交流イベント「東日本大震災から5年を迎えて~若い力がつなぐメッセージ~」が開催されました

2016年03月11日

今年は、東日本大震災の発生から5年となることから、3月5日(土)、津リージョンプラザ お城ホールにおいて、三重県並びに三重県教育委員会と連携して、東日本大震災5年 復興・交流イベント「東日本大震災から5年を迎えて~若い力がつなぐメッセージ~」を開催しました。

イベントでは、震災の被害にあった宮城県多賀城高等学校合唱部の生徒21人が、「合唱と語りで伝える被災地からのメッセージ」として、「わせねでや」(地元の言葉で、「忘れないでね」の意)など5曲を披露するとともに、曲の合間には、学校や合唱部における取り組みについてスライドを使い紹介しました。続いて、伊勢市立五十鈴中学校の合唱部の生徒約40人が、「先輩に贈る感謝の合唱」として、「ほらね、」など4曲を披露しました。

「若い力が取り組む被災地との交流の紹介」では、三重県教育委員会事務局の駒田裕明主幹が、「学校防災交流事業」や「東北交流ボランティア」について紹介するとともに、東日本大震災の風化防止に取り組む学生団体「つながり大作戦三重」の皇學館大学3年・内藤悠さんが、被災地を支えるための東北物産展やキャンプ開催などの活動を紹介しました。

その後、「支援から交流へ」と題しパネルディスカッションが行われ、パネリストの宮城県多賀城高等学校主幹教諭の山内尚さんは、「授業で防災意識を高めることが重要。防災には地域や世代を超えたつながりが欠かせない」と指摘、岩手県陸前高田市を拠点に活動を行っているNPO法人パクトの桒久保博夫常務理事は、「東北の事例を先々の災害にも活用してほしい」と訴えられました。

イベント最後には、サプライズとして村井嘉浩宮城県知事からのビデオメッセージが流れた後、宮城県多賀城高等学校、五十鈴中学校の両合唱部が、合同で復興支援ソング「花は咲く」を約320人の来場者とともに大合唱し、フィナーレを迎えました。

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宮城県多賀城高等学校合唱部の皆さん                伊勢市立五十鈴中学校合唱部の皆さん


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交流紹介の様子                           パネルディスカッションの様子


20160311_sinnsai55_R フィナーレでの「花は咲く」の大合唱

また、会場隣のホワイエでは、津市出身の写真家 浅田政志さんが、東日本大震災の津波で流され泥だらけとなった写真やアルバムを洗浄し返却する人々を2年間にわたり取材、撮影した写真の中から、自ら厳選した作品16点が展示され、多くの方が見入っていました。

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写真展示会の様子

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