2016年02月19日
2月12日(金)、三重大学病院12階レストラン四囍折々において、「田村緑のオーシャンクラシック ピアノが奏でる母なる海音」が開催されました。
このイベントは、文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」において採択された、三重大学「舞台芸術振興のためのアートマネージメント人材育成講座」の一環です。アートマネージメントは、アーティストなどの芸術の創り手、それを享受する観客をはじめ、地方自治体、公共施設など多種多様な立場の人たちと関わりながら、芸術文化を振興していくものです。この講座では、多くの人に芸術文化をより身近に、より親しく感じてもらうため、アートと人々とを結ぶアートマネージメント人材の育成を行っています。
この日は三重大学病院で毎月行われている「オーシャンビューコンサート」の特別企画として、世界で活躍するピアニスト、田村緑さんをお招きしてピアノコンサートを開催しました。今回のイベントでも、開催についてのアナウンスを務めた人文学部1年生の島 恵理奈さんをはじめ、4名の受講生が昨年の秋から企画・準備を行い、広報、制作、運営などを担っています。
ピアニストの田村さん(左)と受講生の島さん
田村さんの演奏はトビュッシーの「アラベスク第1番」から始まりました。華麗な指捌きから奏でられる美しい響きに会場の空気は一変し、参加者はみな引き込まれたように聴き入っていました。その後は、「キラキラ星」や「花のワルツ」など、全9曲の演奏が行われました。演奏の合間には、それぞれの曲にまつわる面白い話や、模型を使ったピアノの構造のお話などもあり、参加者はとても楽しそうに田村さんのお話を聞いていました。
また、今回は三重県総合文化センターの特別協力により、会場にグランドピアノを用意していただきました。会場は演奏に特化したコンサートホールではありませんが、代わりにピアニストとの距離がとても近く、多くの方のご協力により、コンサートホールに勝るとも劣らない迫力ある素晴らしい演奏を聞く事ができました。
この度の多くの方のご参加、ご協力、誠にありがとうございました。
今後もぜひ、私たちと一緒に芸術文化との触れ合いを楽しみましょう。
○舞台芸術振興のためのアートマネージメント人材育成講座について
https://www.human.mie-u.ac.jp/chiiki/performing/