2015年12月20日
12月18日(金)、人文学部校舎2階IT講義室において、「伊勢志摩サミット」に関する若者の行動・提案企画会議が行われました。
この日集まったのは、人文学部朴 恵淑ゼミ生及び三重大学環境ISO学生委員会のメンバーを中心とした約41名の学生。前半には、「第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)」について、オブザーバーとして参加した朴恵淑人文学部教授から報告がありました。報告の中で、2020年以降の地球温暖化防止の新たな枠組みとして制定された「パリ協定」について紹介があり、会議のキーワードとして、環境正義・エネルギー・環境教育(意識啓発)を挙げました。地球温暖化問題への長期的対応として21世紀後半には温室効果ガスのゼロ排出を目指すことから、若者や女性、自治体の役割の重要性がクローズアップされたことを報告されました。
朴教授は、来年5月の「伊勢志摩サミット」を迎える三重県において、学生たちによる三重県の魅力的環境の再発見と世界に向けた提案、発信が大変重要な意味を持つことから、まず、「伊勢志摩サミット」の開催地域において、二酸化炭素の排出が少ないエコカーや自転車、歩きなど、環境へ負荷をかけない乗り物による若者自らのActionを行い、提案書をまとめ発信しようと、プレイベントとして1月3月に2回行い、ポストイベントとして環境月間の6月に提案書を発表することを、呼びかけました。
後半には、三重県環境生活部の太田覚課長補佐から、「電気自動車等を用いた伊勢市低炭素社会モデル」について説明をいただきました。伊勢市に住む人も、式年遷宮などで来る人も、環境文化が根付いている伊勢市の環境への取り組みを理解して頂き、共に、環境先進都市の伊勢市創りに協力して頂くために、電気自動車や電気バスなどエコカーで回る「おかげさまAction」に関する説明がありました。
学生たちは、今後、1月23日(土)と3月中旬に「伊勢志摩サミット」の開催地を電気自動車や電気バスなどのエコカー・自転車・歩きで伊勢市、鳥羽市、南伊勢町、志摩市で回りながら三重県の魅力的環境の再発見の活動を行い、6月にはこれらの活動をもとに、環境対策に関する新しい提案書として学生自らの手でまとめ、公表することを決めました。三重大学の学生活動に今後もご注目ください。エコカー・自転車・歩き、でまわるイベントを企画する予定です。