2015年12月22日
12月15日(火)、講堂小ホールにおいて、林家菊丸師匠の特別落語・講演会を開催しました。
林家菊丸師匠は、今年9月1日付で、主に学生のコミュニケーション能力の向上や古典芸能への興味と理解を深めることを目的として三重大学社会連携特任教授に就任しました。
この日は学生・教職員や一般の方など135名もの参加があり、冒頭の駒田学長の挨拶にはじまり、人文学部の田中綾乃准教授の司会のもと行なわれました。
(左写真:司会進行役の田中准教授、右写真:自作のなぞかけを披露した駒田学長)
前半の特別落語では軽い小咄(こばなし)のあと、『竹の水仙』が披露され、複数の登場人物を巧みに演じ分ける妙技に参加者全員の目が釘付けになりました。林家菊丸師匠は、上方落語会で活躍する入門25年以下の落語家の中から選ばれる「繁昌亭大賞」を先月受賞したばかり。熱のこもった勢いのある落語に圧倒されました。
後半には、林家菊丸社会連携特任教授としての初回講義として、「上方落語と寄席囃子の魅力」と題して講演がありました。様々な落語家の出囃子を、観客席の指名に応じて即興で実演するたび、大きな拍手が起こりました。また、「川のせせらぎ」や「雨の音」など森羅万象をすべて鳴り物で表現するお囃子の特徴について、小咄や実演を交えながら詳しく説明がありました。
(左写真:締め太鼓の説明、右写真:バチの扱い方にも秘密が・・・)
参加者の中には、初めて生の落語を聴く方もいたようですが、言葉やお囃子による場面創造の豊かさといった落語特有の魅力に大いに触れることのできた1日となりました。今後の林家菊丸社会連携特任教授の活躍に、是非ご期待ください。
この日、学生・教職員や一般の方など135名もの参加があり、冒頭の駒田学長の挨拶にはじまり、人文学部の田中綾乃准教授の司会進行のもと行われました。