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附属小学校でプログラミング教育を実践

2015年11月30日

三重大学教育学部附属小学校では、ICT(通信技術)教育を充実させるための取り組みの1つとして、プログラミング教育を行っています。

今回、取材したのは、附属小学校4年生から6年生を対象にした放課後の「パソコン教室」(担当:今井啓介先生)。

パソコン教室は平成25年度からスタートした人気のクラブです。教室には、プログラミング入力によってロボットを動かすソフトが入った約30台のパソコンが並んでいます。

数年前に三重大学総合情報処理センターの協力で、パソコンを導入・整備し、今ではクラブ活動以外にも授業等で使われることも多く、パソコン教室自体の稼働率が大幅に上がりました。

今年度の参加児童は15名。1学期には、タブレットを用いて、キャラクターを動かすプログラムを作成し、ストーリーアニメの制作にチャレンジしました。

今日の取材時では、今井先生が用意した3種類のコースをロボットに走らせるプログラムを作成しました。コースを完走するためには、方向×速度×時間・・・的確なタイミングでコーナーを曲がり、ゴールにたどり着くまでのパターンは何十種類にも及びます。

コースの長さを測ったり、ストップウォッチでタイムを計ったりしながらシュミレーションするなど、挑戦と失敗を繰り返しながらベストなパターンを導きだします。「あ~、ここでもっと速度をあげなきゃ!」「早めに角を曲がるよう設定しなおそう」。子どもたちは、元気な声を上げながら、何度もパソコンとコースを往復しました。創意工夫が詰め込まれたロボットに、いつのまにか愛着も生まれ、「頑張れ!」と声をかける様子も伺えました。

パソコン教室は、年度内にあと5回ほど行う予定です。最終的には、さらに技術と感覚を磨き、自分たちでコースを作ったり、校内の長距離コースに挑戦したりする計画です。

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