2015年11月11日
11月6日、フランス・ヴァルドワーズ県代表団が訪れ、本学との意見交換会とヴァルドワーズ県のPRセミナーが開催されました。
フランスのヴァルドワーズ県は、人口約120万人、フランスの玄関口であるシャルル・ド・ゴール空港を擁するヨーロッパでも特に経済的魅力に溢れる地域です。三重県とは、今年7月に航空宇宙産業を重点分野とした産業交流にかかる覚書(MOU)を締結しており、今回、大学間交流に関する意見交換とヴァルドワーズ県のPRセミナーの開催のため、代表団が三重県を訪問しています。
この日の午前、ヴァルドワーズ県の第一副議長で経済振興委員会の会長を務めるフィリップ・スール氏をはじめ、大学関係者、産業関係者など14名が来学し、本学の駒田美弘学長、研究・国際交流担当の鶴岡信治理事、国際担当の堀 浩樹副学長との意見交換会を行いました。
意見交換会は笑いあり、ジョークありの終始和やかな雰囲気で進められました。鶴岡理事からは地域イノベーションを核とした、地域産業との連携した取り組み実績や海外協定大学との交流実績の紹介が行われ、また、代表団からは、バイオ産業大学のフロランス・デュフール学長、国際科学通信情報高等専門大学のネシム・フィンツ学長、セルジー・ポントワーズ大学のハン・ザ・ディエプ副学長からそれぞれの大学紹介が行われました。意見交換の中では、堀副学長から「今後の交流については互いの信頼関係を構築し、研究者交流から始めて学生交流へと発展させたい」と意見が述べられると、ハン・ザ・ディエプ副学長からも賛同があり、今後の大学間交流の発展へ向けて前向きな話し合いがなされました。
午後にはヴァルドワーズ県が注力する産業や取り組みなどを紹介し、県内企業と地域イノベーションの種を生み出す海外展開交流を目的とした「フランス・ヴァルドワーズ県セミナー in 三重大学」が開催されました。
セミナーでは、フィリップ・スール氏、ミシェル・ジョンケール氏(ヴァルドワーズ県経営者境界会長)、フロランス・デュフール氏の3名から、「ヴァルドルドワーズ県(ヨーロッパ経済の重要な地域)の紹介」、「航空宇宙分野などで躍進する企業、高等教育機関の集積と展望」、「コスメティック分野における産業交流」と題して、フランスでのヴァルドワーズ県の位置付けや概要、特に力をいれる航空宇宙産業や化粧品産業について、最新の情報が提供されました。
セミナーの後に三翠会館に会場を移して、歓迎のレセプションが行われました。レセプションでは本学の産学連携商品なども振舞われ、代表団との更なる交流を深めました。