2015年11月09日
11月4日、平成27年度 第1回地震防災訓練を行いました。
この防災訓練は、南海トラフ巨大地震発生を想定し、各人の対応能力の向上を図るとともに、本学の危機管理マニュアルの実効性を検証するものです。今回は学生、教職員約2,500名が参加しました。
今回の災害想定は、マグニチュード9.0、震度7(津市、県内震度5強)、津波浸水2~5m、大学付近にある江戸橋崩壊とし、最悪の状況を設定して行われました。
訓練は、10時20分に各現場責任者からの巨大地震発生の合図とともに開始され、津波避難行動訓練、災害対策本部設置訓練、物資配分訓練、初期消火訓練、エレベーター内閉じ込め者救出訓練を実施しました。
津波避難行動訓練では、まず各自による身の安全の確保を行い、続いて大津波警報のアナウンスとともに建物の5階以上への避難を行いました。参加者は避難行動前に、避難先での長期的な待機状態に備えて、津波到来予測までの猶予時間に水や食料などを受け取ってからそれぞれ所定の場所へ避難を行いました。
また、今回は国土交通省地方整備局三重河川国道事務所にもご協力いただき、「排水ポンプ車」、「照明車」、「衛星通信車」の展示を行いました。津波浸水時における国交省の災害支援を理解・認識することで、災害時の落ち着いた行動を促します。
12月には全学での図上訓練を行う予定です。日頃から防災意識を高く保ち、不意の災害に備えましょう。