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「海女文化をテーマとする日韓学生文化交流会」韓国訪問の成果報告会を開催しました

2015年10月02日

9月30日(水)、工学部校舎13番教室において、「海女文化をテーマとする日韓学生文化交流会」韓国訪問の成果報告会を開催しました。

20150930_海女文化をテーマとする日韓学生文化交流会masu (14)

日韓国交正常化50周年記念事業の一環として、世界中で日本と韓国にしか存在しない海女文化をテーマに、日韓の学生たちの相互訪問と文化交流を行っています。7月には韓国からの学生を迎えて三重大学の学生と一緒に鳥羽・志摩の海女漁村の暮らしを体験しましたが、今回は9月12日(土)~17日(木)に三重大学の学生26人と鳥羽の若手海女3人らが韓国・済州島と釜山を訪問し、韓国の大学生や海女さんたちと様々な形で文化交流を行いました。それらの訪問の成果について、学生および鳥羽の若手海女さんが発表しました。

済州島および釜山についての概要が説明された後、日韓学生交流の成果、韓国の生活文化と観光産業、日韓の海女文化と歴史文化、韓国の生物環境について報告があり、続いて、鳥羽の若手海女さんによる日本と韓国の海女文化の違いが発表されました。

学生からは、海女さんとの交流の思い出や韓国内での海女文化の違い、国際交流に必要だと感じたことなど、様々な意見や感想が述べられました。また、若手海女さんからは、日本も韓国も海女の後継者が不足している事、日韓で協力して海女文化を広く発信してほしいとの言葉が韓国の海女さんからあったことなどが語られました。

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続いて、海の博物館の石原義剛館長(海女振興協議会会長、三重大学客員教授)を司会に意見交換・質疑応答が行われました。

石原館長から「海女を1つのテーマとして、活動を広げた交流を続け、三重大学でも水産・海洋の観点を広げてほしい」、学生からは「三重大学にも韓国からの留学生がたくさんいるので、日韓の共通点をみつけていきたい」など活発な意見交換が行われました。

最後に、今回の韓国訪問の団長でもある人文学部の塚本 明教授から「今回の訪問で、単に交流が深まっただけでなく、歴史認識や生態研究の交流ができたことがうかがえた。日韓学生の学術的な交流の可能性を感じました」と閉会の挨拶があり、盛況のうちに終了しました。

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